3月9日の琉球新報に掲載された通り、3月5日に沖縄エコツーリズム推進協議会が研究大会を運営しました。
そこではあまり語れなかったため、少し書いてみようと思います。
我々のような自然体験を提供する事業者は自然フィールドを活用しているので、利用している自然にダメージを与えてしまっているイメージもあるかもしれませんが、実際にそれは真逆です。
何故ならば、私たちは自然がなければ活動が行えないからです。我々は自然に人を案内したいほど、自然を愛しています。ですから、自分達が活用するフィールドは特に大切にします。
近年はSNSなどの情報ツールの影響により、これまで秘境や穴場と言われていたような地域でしか手に入れることができなかった特別な場所の情報を誰もが手に入れることができるようになっています。
ここ数年で様々な自然フィールドを訪れる人が増加し、私たちが活用している場所にも変化が発生しています。
その中には、その自然が持続可能でなくなってしまうようなことも起きています。
もしかすると、年に数回程度しかその場所を訪れない人の中には、そのフィールドを愛する気持ちが少ないのかもしれませんし、そこまで気づかないのかもしれません。
ゴミやトイレ、安全に対しての問題は特に目立っています。
このままでは、現在、人が集まっている魅力的なフィールドに人がいなくなるタイミングはもしかするとそこが魅力的でなくなったときでしょう。
私たちはそれを求めてはいません。
そのためにどうしたらいいのか。
今後さらにフィールドでのガイドの必要性やガイドの質の向上、訪れる人すべてのマナー向上の考え方の普及の機会は高まってくるでしょう。
今まで以上にガイドが環境の保全や一般の愛好者への緩やかな声かけなどの行動を実践し、その場所を訪れるすべての人でそこを守っていくという、これまでよりも積極的な利用が大切になってくるのだと考えています。
積極的な利用とは特別な場所を切り拓いていくという意味ではありません。
今ある資源をいろんな手法で守っていくことです。
私の知るフィールドも年々人が増えています。
本当はそれを制限したいと思っていました。
でもその気持ちの反面、人はどんどん増えていくばかり。
一般的な考え方として、自然はすべての人々のものであります。
日本では制限してフィールドを守れる箇所は一部でしかないのです。
国立公園や世界遺産など様々な動きが巡る今。
守るところは制限しながら守る。
利用できる場所はガイドが先頭に立ち、活用しながら守る。
そんなゾーニングも必要でしょう。
今ある環境を未来に残すために、様々な人で行動していく。
最近、私はこのように考えています。
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